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医者にかからない生き方

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ガンになっても手術はするな、いや切除こそ必要、人間ドックは百害あって一利なし、いや早期発見こそが必要・・・。医療に対する世の意見は最近さまざま。
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そんな中、少しだけ頭を整理させてくれる本に出会った。「野垂れ死にの覚悟」”野垂れ”は文字通り、野で排泄物を垂れ流すさま。
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作家曽野綾子と放射線治療の権威近藤誠両先生の対談を納めている。近藤誠先生もベテランの医師でありながら、医療礼賛の立場でないところが面白いし、真実味がある。
以下、抜粋。

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・ここ半世紀ほどで日本人の平均寿命が飛躍的に伸びたのは、医療の進歩は大して貢献していない。上下水道の発達(衛生状態)と食の改善(栄養状態)。百歳超の元気な人は肉をよく食べている。

・1割のガンは治せる。9割のガンは抗がん剤を打つと寿命が縮むし、切除手術は体を痛めるだけ。
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・「ガンを放っておくと転移して死ぬ」はウソ。ガンを治療しないで長期間 様子を見た医者はいない。

・働きづめで手足を動かし続けてきた人が長生きする。

・日本には「とにかく長く生きることが貴い」という価値観がある。

・日本の介護職の人がヨーロッパに研修に行って、食べたがらない病人の口にスプーンで流し込もうとすると「虐待だ」と言われた。
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・胃瘻をつけると意識がないまま10年以上生きる患者がいっぱいいる。
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・毎日毎日やることがあるのが、最高のアンチエイジング。

・年をとるほど「きょうよう、きょういく、が大事」。教養ではなく”今日用がある”、教育ではなく”今日行くところがある”。

・幸せな老後というのは目的があること。食うや食わずの人は必ず目的をもっている。

・老後の備えは「貯金」と「貯肉」。

・慶応病院にある薬のうち4千種類は、劇薬、毒薬。抗がん剤は全部毒薬。
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・奇形や外傷を治す手術は必要な医療。苦痛がとれる手術も有用。その他の手術はQOLをを悪くして寿命を縮めるものがあまりにも多い。
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・食べたくない人に食べさせないのは別に残酷ではない。北欧では「食べられなくなったらおしまい」という文化があって、だから寝たきり患者はいない。

・新しい薬を認可してもらうには以前出た薬より効かなくてはいけない、効くために副作用が強くなる、新しい薬ほど副作用が強い。

・一時、医者をダーッと増やしたから、その食い扶持を確保するために患者を増やさなければならない。そのためには人間ドックや健康診断を奨励して、病気、病名をつけていくという構図がある。
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いろいろ考えさせられるけど、お金が足りないとか仕事がつまらないとか、あいつが憎らしいとか、そんな中でも体の心配だけはせずに、好きなものが食べられ、美味しく酒が飲めるに越したことはないかな。

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そして、いつか土に還る。

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