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東日本大震災3.11から5年、放射能汚染と生命保険

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5年前のこの時間、平穏だったわが国。これから4時間も経たない内の一瞬の惨事が、今も東北地方を中心に、人々を苦しめ続けている。そんなことを忘れちゃいけない、はずだけど、やはり直接の被害者と外部の温度差は大きい。

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あらためて記せば、昨日、3/10現在の死者15,894人、重傷者6,152人、行方不明者 2,561人。現在避難生活を送っておられる方、17万人以上。

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マグニチュード9.0の未曾有のエネルギー。世界的にも史上4番目。因みに関東大震災が7.9、阪神大震災が7.2で、マグニチュードの値0.1でエネルギーが1.4倍になるというからその凄まじさが分かる。

仮設
震災発生から1年後に現地を訪れたが、いまだ残る瓦礫の山と独特の匂い、立ち入り禁止の原発エリアを護る全国各地からの応援警察官(皆、若くてキビキビ)、そして、たくましく、柔和な表情で仮設住宅で暮らす避難の方々の様子が忘れられない。

そんな中、不謹慎の誹りを免れないのは承知で、この大惨事に関してずーっと疑問だったことを二つ確認してみた。

一つめは、福島第一原発の事故による放射能汚染で5年経った今も、汚染水と土壌汚染の処理が続いていることで、最終処理が終わらない燃料棒に触れる地下水を海に流さないようにし続けることは、まだ理解できるとしても、放射能物質が降り注いだ土壌の処理が未だ終わらないのと、70年前に原爆を落とされた広島は数年で人の住める地になったことが分からなかったが、自分なりに解明した。

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福島の汚染土壌置き場も満杯。まだまだ続く。

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1945年8月6日、午前8時15分、広島に投下された原爆”リトルボーイ”

福島と広島の差、簡単に言うと(簡単に思っているわけではないが)核燃料(ウラン)の総量と、飛散時の状況の違いと言える。一般的な感覚でいえば、原子力発電と原爆を比較した場合、原爆の方がたちが悪いと思いがちだが、核分裂という仕組みでとてつもない高温を発生させ、そのエネルギーを利用するという仕組みは一緒である。

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広島上空600Mで爆発。

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かの原爆ドーム。

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一瞬にして廃墟に。

ただし、この広島型原爆に使われたウランの量は、800gであるが、福島第一原発3号機にあった量はその20万倍と言われている。(全部が飛散したわけでもないだろうが、もし炉心溶解(メルトダウン)が起こって、格納容器外に直接放射能が漏れたら絶望的な量が飛散したという。今でも絶望的とも言えるが、希望は持ちたい)

原爆は一億分の一秒という瞬時に核分裂を起こさせ、中心温度100万℃、外周で7000℃、直下の地上で3000℃、という高熱で人やモノ一切を蒸発、焼き尽くすほどのエネルギーを発するが、地上600Mでの爆発(爆弾としての最効率を狙った)が、真空地帯と上昇気流を生み出し、ほとんどの放射性物質(初期放射線)を成層圏にまで運び、世界中にまき散らした結果、広島への一点集中は避けられ、投下後1年も経たずに自然浄化した模様である。

これに対し、福島は核分裂によって生じた放射能をもった分裂片が長期的に放射能を放出する(残留放射線)ことから、不幸にも現在のような状況になっているようだ。福島第一原発から漏れた放射能はそれでも世界中に飛び散ってはいるが、多くを地元で引き受けてしまった感は拭えない。

もう一つの疑問は、東日本大震災のような未曾有の天災によって亡くなった方々には、生命保険は支払われたのだろうかというもの。これについては、ちょっとだけ明るい事実を発見。
こういった天災による保険金支払いは保険者の存立を脅かすことから、免責条項を以って何とか支払いを拒むのではないかと疑っていたが、そうではなかった。むしろ積極的に支払うばかりでなく、被災者の支援に尽くし、消費者庁の「消費者支援功労者表彰」を受賞しており、それを商業ベースに利用もしなかった格好良さも報じられている。
生命保険会社さん、ごめんなさい。

もうすぐ 14:46。気持ちを込めて黙とうしよう。

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